牧野について


牧野 名所・歴史探訪 その2

(大阪歯科大学牧野学舎、九頭神廃寺史跡、関西医科大学新牧野キャンバス、穂谷川側道 牧野サイクル・ウォーキングロード桜街道構想地)

大阪歯科大学牧野学舎

牧野公園の隣に大阪歯科大学の牧野学舎があります。本校は樟葉に移転しましたが、現存する本館は、昭和4年(1929年)に、甲子園球場等を設計した建築家 今林彦太郎が設計し、大正から昭和初期のモダニズム建築の流れをくむ、質の高い校舎建築として、国の有形文化財に指定されています。

九頭神廃寺史跡

牧野本町のあたりには、九頭神廃寺史跡があります。飛鳥時代から奈良時代にかけて建立され、平安時代中期に廃絶したと考えられ、7世紀中頃から9世紀頃まで栄えた、北河内最古の古代寺院とされ、その規模は、奈良の東大寺や法隆寺クラスであったとされています。古代日本の寺院経営を知る上で極めて重要な史跡であり、遷都が繰り返された、7世紀中頃から9世紀頃、牧野地域が想像以上に繁栄していた事がわかります。残念なのは、現地には、建築物の柱があった部分を印した石と、安っぽい、ほんの一部を再現した塀と説明書きの看板と、安っぽい、センスの悪い注意書きの看板あるだけで、実態を知る物は何もありません。何分の一かのミニチュアの模型でも作って、リアルに実物を知る事ができれば、枚方、牧野の観光資源、歴史資源として人を呼び込む事ができると思います。


ブレイクタイムは、九頭神廃寺史跡公園の前にある、創作ケーキ屋さんで有名な「スイーツ工房れんげそう」に寄らせてもらいました。


穂谷川側道 牧野サイクル・ウォーキングロード桜街道構想地

京阪牧野駅の横を流れる淀川から枚方の有名な自然公園山田池に続く、牧野の穂谷川の土手に沿って続く側道は、健康増進のため、ウォーキングやサイクリングするのに、とてもいい所ですが、道幅が狭かったり、所々途切れたりしています。両側に桜や季節の花を植え、桜街道、ウォーキング、サイクルロードとして整備して、健康増進やサイクルリングの大会を誘致して、牧野の名所とする構想を、牧野便利マップの未来の牧野夢タウンマップで描いています。ぜひ実現したいものです。


関西医科大学新牧野キャンバス

昭和3年(1928年)に創設された、90年以上の歴史と伝統を誇る私立医科大学の名門、関西医科大学の発祥の地が、牧野本町にある、関西医科大学牧野キャンパスです。本校は枚方市に移転しましたが、リハビリステーション学部開設するため、牧野学舎の建替え工事が進み、来年、令和3年4月に開校予定です。牧野の活性化に繋がる事を期待しています。